外国ルーツの生徒交流会
外国にルーツをもつ生徒が日頃の悩みや将来の夢を語りあったり、地域を越えた友だちをつくったり、支えあうための輪をひろげる集まりです。
外国にルーツを持つ生徒たちは、多かれ少なかれ日本語がわからなくて困った経験や、日本語がわかっても相手に気持ちを伝えられなかった経験を持っています。また、外国ルーツだからこそ生じる悩みを抱える中で、この交流会において、同じような悩みや葛藤を抱える友達に出会うことができます。
彼らにかかわる大人の立場からすると、日ごろ聞けない彼らの本音や悩みを聞くことができ、日本人の中では見せない彼らの素顔がみられる場でもあります。また、外国にルーツを持つ生徒の日本語支援、生活指導・進路指導など担当の教師の情報交換の場にもなります。
おるがったステーション
「おるがった」は熊本弁の「私たちの家」の意味です。「ステーション」は「出発する・帰るところ」という意味を込めて名付けられています。学習の場、居場所として外国から来た子どもたちにとってなくてはならない場所です。
来日直後の子どもたちには日本語の初期指導をし、初期指導が終了している子どもたちには学校の授業の内容を中心に国語や算数(数学)などの各教科の学習サポートを行っています。
国際交流会館学習会は小学生から中学生まで、事務局学習会には小学生から高校3年生までの子どもたちが通っています。日本語が十分でないため、基礎学力がつかないまま高校進学し、授業についていけず困っている生徒も多くいます。また、高校受験や大学入試の面接や志望理由の練習に来る生徒も増えました。
また、外国から来た子どもたちとお母さん、お父さんのための勉強会として「おるがったキッズ」も開催しております。学校のことで分からないことや困ったことが相談できます。
(公開予定)
内容 | 会場 | 開催日時 |
おるがったステーション 国際交流会館学習会 | 熊本市国際交流会館 | 毎週日曜日 10:00-15:00 |
おるがったステーション 事務局学習会 | 当NPO事務局 | 毎週土曜日・日曜日 9:00-17:00 及び 長期休暇中随時 |
おるがったキッズ | 熊本市国際交流会館 | 毎月第4土曜日 10:30-12:00 |
Global Terakoya たけんち
(公開予定)
やさ日学校プロジェクト(外部共働)
2022年4年7月、熊本市国際交流振興事業団、小中学校関係者、大学の先生方、支援ネットが参集し、学校の年間行事で特徴的なものに絞って、やさしい日本語に翻訳するプロジェクトがスタートしました。母語話者の方々も外国人の立場で協力してくださいました。
完成したハンドブックでは、
①「やさしい日本語によるお知らせ文書雛形」を学校で加筆修正し、配付できるようになっています。
②日本の学校行事について、多言語翻訳した用語集を作成し、保護者が母語で理解することができ、不安を少しでも軽減できるようになっています。
国際ボランティアワークキャンプ(外部共働)
「国際ボランティアワークキャンプ」(以下「ボラキャン」)は、熊本市国際交流振興事業団が主催する高校生を対象としたワークキャンプです。2006年から実施されているボラキャンは、高校生が「国際」と「ボランティア」をテーマに、高校生が社会の諸問題について自らの力で解決策を導き出していくことを目的としています。
ボラキャンには例年、当NPOと何らかのつながりのある(日本語の指導を受けた・おるがったステーションに通っていた)外国にルーツを持つ子どもたちが実行委員として参加し、自分たちの経験を通じた学びを「多文化共生」という概念をベースに同年代の高校生に伝え、その視野を広げるための一翼を担っています。また、子どもたちのサポート役として、当NPOの理事が「アドバイザー」の名の下、企画段階から当日の運営まで携わているほか、外国にルーツを持つOB・OGたちが子どもたちのサポート役として活躍してくれています。
ひだまり日本語クラブ(外部共働)
保育園から高校生までの子どもたちとその家族が一緒に勉強しています。お母さんやお父さんは日本語、子どもたちは学校の宿題などを頑張っています。
勉強のみならず、家庭内のトラブル・日本での暮らし・仕事等、幅広く相談できる場となっています。
また、時期によって交流イベントを実施しております。
過去に行われた交流イベントの一部は下記に記載いたします。※年ごと内容が異なる場合がございます
①カヌー体験:熊本市江津湖にて「熊本火の国海洋少年団」様のご厚意で体験させていただきました。
②ボルダリング体験:「クライミングパーク菊南」様のご厚意で体験させていただきました。
③畑づくり:畑を借りて野菜を育てる農作業を通じてストレスの軽減や食育にも役に立ちました。
④クリスマス会:子どもたちの保育園や学校の先生を招いて、多くのボランティアや協力者によって子どもたちと楽しいひと時を過ごすことができました。
共に歩み 青春を語る会(外部共働)
(公開予定)