外国から来た子ども支援ネットくまもと とは

 親の結婚や就労のため外国から編入学した子どもの中には、言葉のわからない状況で、学校の授業についていけず、学習をすることや、その後の進学をあきらめてしまう子どもが少なくありません。また、異文化の中で様々な環境変化に適応できず、家庭や学校で精神的に孤立してしまう子どもも多くいます。

 私たちは、そうした困難を抱える外国ルーツの子どもたちを、まずは言語の面でサポートを行うこと、そして仲間づくりや教科学習のための場を提供することで、彼らがより生きやすい学校環境や地域社会づくりを目指し、活動をすすめています。

お知らせ

活動内容

日本語指導

Japanese Language Instruction

来日したばかりの子どもたちに日本語の基礎を教える「初期指導」がメインでしたが、最近では二つの言語どちらも年齢相応の言語能力がついていない「ダブルリミテッド状態」の子どもたちの指導も多くなっています。

進学支援

Admission Support

進路ガイダンスでは、教育委員会より外国人生徒のための入試特別措置の説明を行い、多言語の資料を配付し、通訳を介して個別相談を行っています。

学習支援
(地域子ども支援)

Learning Support

来日直後の子どもたちには日本語の初期指導をし、初期指導が終了している子どもたちには学校の授業の内容を中心に国語や算数(数学)などの各教科の学習サポートを行っています。

仲間づくりサポート

Friendship Building Support

同年代や同じ境遇の子供たちと母語で話し、悩みを心置きなく打ち明けられる場所は、子供たちにとっては大切な心の拠り所です。交流を深めるための様々な企画を行っております。

日本語指導員養成・
研修会

Japanese Language Teacher Training and Workshops

スキルアップにつながる研修会を定期的に行い、日本語指導員の指導力向上を目指しています。また、外国ルーツの子どもたちの現状や日本語指導について、学校や地域での講演会の講師も務めております。