進路ガイダンス

 外国から来た生徒や保護者は日本の高校入試の制度についてほとんど知りません。特に両親とも外国人の場合、言語の問題もあり、子どもの状況を把握できないため不安を感じる保護者も少なくありません。

 進路ガイダンスでは、中学高校の先生方、教育委員会、先輩の高校生や大学生、通訳など多くの方がサポーターとして参加して下さり、教育委員会より外国人生徒のための入試特別措置の説明を行い、多言語の資料を配付し、通訳を介して個別相談を行っています。

中学生の感想

今日この会で、自分の行きたい高校の受験について、面接でどのように質問されるのか、自分のなりたい職業に就くためには、どんな事を勉強したら良いか、など、たくさん質問できて、とても役に立ちました。ここに来て良かったと思いました。

入試の特別配慮、特別措置などについて、あまり知りませんでした。今日しっかりわかりました。先生や先輩に質問をして高校のことも分かり、不安の一部がなくなりました。

今までは高校に行けるかどうか分からずに、ずっと心配でした。今日ミーティングで話を聞いて公立高校で行けそうなところを見つかって、うれしいです。

保護者の感想

来て良かったです。分からなかったことが良く分かり、相談にものってもらって子どもも受験の感じが理解できたかと思います。ありがとうございました。

今日、交流会館に来て息子の進学する高校について先生方に相談できてとてもうれしく思いました。さらに家でどんな勉強をすればよいかなど息子にアドバイスいただき、皆様方のご尽力には本当に感謝しております。

子どもを参加させることができて本当に良かったです。とても感謝しています。

中学校の先生の感想

特別措置や配慮について、いろんな背景を持った外国ルーツの生徒がいることがわかりました。早め早めに情報を得ることが大切だと感じました。

実際に生徒・保護者の思いや暮らしに触れさせていただく機会となりありがたいです。

どのご家庭も、すごく努力されているところが印象に残りました。進路ガイダンスにスタッフの一員として関わることができ、とても良い経験をさせていただきました。

高校教育課担当者の感想

初めて参加させていただき、1人ひとりの生徒さんにとても丁寧に対応されている様子を見て、感銘を受けました。特に個別相談については、生徒や保護者の方にとって非常に有意義な時間だと感じました。生徒さんが不安なく入試を受けることができるよう努めていきたいと思います。